母になり初めての出張
4歳の長男と、1歳の次男を育てています。私は職業訓練校で働いています。
先日、子どもを持って初めて、宿泊ありの出張をしました。
初めての研修。しかも前泊が必要？！
約２ヶ月半前に、上司から話がありました。職場の本部にて行われる研修に参加してほしいとのことでした。
研修自体は丸１日ですが、私の住む場所から研修場所までは距離があり、新幹線+電車を乗り継いでいく形となります。時間的に日帰りは無理なので、前泊が必要とのことでした。（帰りは、その日のうちに帰れる） 今の職場に勤めて数年経ちましたが、出張は初めてです。
これまで私は、子どもを置いて、泊まりで出掛ける機会はありませんでした。それに対し夫は、仕事の出張やその他の用事で、泊まりで出かけることがありました。仕方ないものの、「私だってたまには子どもを置いて外出したいな」と羨ましい気持ち+不満がありました。そんな中、今回の機会に恵まれました。
ありがたい機会だと思う一方で、子どもたちの世話などを、丸１日以上も夫に任せることになるため、「本当に行って大丈夫かな？」と思いました。（夫も仕事が忙しかったりしたため）
出張に行けるか？どうする？の検討
うちは、共働きではありますが、夫に比べて、私は非正規で緩い勤務をしているため、家事育児について私が中心になっています。今回私が出張する間に、夫に任せることになる内容を考えてみました。
・保育園への送迎 (私の職場から園が近いこともあり、普段はほぼ100％私が担当)
・夕食の準備 (普段はほぼ95％私が担当。)
・園で出る洗濯物（布オムツなど）の洗濯 (普段は100％私が担当)
・園の持ち物の準備
・子どもたちの世話 (夫は家にいるときはよく面倒みてくれるので、普段は私：夫＝7：3くらい。)
普段私が中心に行っていることを、急にお願いするのはかなり大変なんじゃない！？という心配が募りました。そこで、研修前日は、私は仕事を休み、昼間のうちに、翌日の保育園の準備や夕食の準備等をしておけるようにしました。そして、その日は夫に仕事を早く帰ってきてもらい、色々な準備ができている状態で夫にバトンタッチすることにしました。
研修当日も夫に仕事の都合をつけてもらい、保育園への送迎や洗濯、食事づくり等、全てしてもらえることになりました。
そして、ありがたいことに、もしものときには義実家からもサポートを受けられることになり、出張に臨むのが可能となりました。
そして、心配していた子ども体調を崩すことなく、当日を迎えられました。出張先へ向かう新幹線に乗り込んだときは、とてもほっとしました。
ホテルで一人の時間に感じたこと
夕方に出発したので、新幹線と電車を乗り継ぎ、研修場所近くのホテルに着いたのは、夜の9時頃でした。普段なら子どもと風呂に入ったあと、歯磨きをしてバタバタと寝かしつけをしている時間です。
それが、その日はホテルの部屋で自分ひとり。家事もないし、子どもの世話もありません。悠々と過ごせることを楽しみにしていましたが、意外にも「嬉しい」という感情はなかったですね。慣れない場所でひとりになったため、「淋しい」「こわい」という感情のほうが強かったです。
部屋で、テレビをつけたり、飲み物を飲んだりしているうちに、少し気持ちが落ち着きましたが、やっぱり変な感じ・・・。私には、子どもたちがいるのが当たり前になっているんだなと思いました。
研修での充実感と、帰り道での気持ち
研修自体は、色々な知識を学び、また、普段顔を合わせる機会のない、他部署の人と交流することができ、充実した時間を過ごすことができました。いつもと全く違う環境で勉強することができ、大満足でした。午前の部、午後の部を無事におえ、帰路へ。
帰り道では、早く子どもたちの顔を見たいという気持ちと、研修で、家事育児のことを忘れて充実した時間を過ごせたので「帰ったらまた忙しい日々が始まってしまう」という少し残念な気持ちとが入り交じっていました。
初めての出張を終えて、良かったこと
夫の協力もあり、無事に泊りがけの出張に行くことができました。
良かったことが２つあります。
１つ目は、今まで難しいと思っていた出張ができることがわかったこと。夫も子どもも、私が丸一日いない経験をしました。今回は初めてだったので、事前に心配したり色々考えましたが、今回(私も夫も子どもも)経験したため、次回同じようなことがあっても、今度はそんなに構えずにお願いできそうです。
２つ目は、子どもと一緒にいられるありがたみを感じることができたことです。普段は、仕事と家事もあるため、子どもといられる有難みより、忙しさと負担感に押しつぶされそうになります。それが、子どもと丸一日以上離れて、自分の時間を持てたことで、やっぱり子どもといられるのは幸せな時間なんだなと感じました。
出張するかどうか、迷っているワーママさんがいたら、ぜひ周りの理解を得て、チャレンジしてみることをお勧めします。
