スキルアップのヒント~気が利く人になるには~
気が利くということは、仕事をする上で大きな武器になると思います。
相手の求めることをさりげなくできる。
先を読んだ適切な対応ができる。
結果、周りの人から「仕事ができる」「職場にいてほしい」と思ってもらえる。仕事をする上でとても重要な能力の一つだと思います。
子どもを育てながら働くと、職場の人に助けてもらうことが多いので、なおさら、自分も気の利く人になりたいと思っていました。(わたし気が利かない~と反省することが多々あります…)
先日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出ていた方の言葉の中に、そのヒントになる内容がありました。
ブランドプロデューサー柴田陽子さん
先日9月10日のNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、ブランドプロデューサーの柴田陽子さんの回でした。
渋谷の再開発や、ローソンのUchi Cafeをはじめ、世の中の様々なヒットをつくって来られた方です。2人のお子さんもいらっしゃるとのことで、まさにスーパーウーマンです。
ブランドプロデューサーの仕事とは、
商品やサービスなどの”売りとなる特徴”を戦略的に作り上げること。その対象はあらゆるものに及ぶ
だそうです。消費者が何を求めているか、想像をふくらませことが必要だとおっしゃいます。
気が利く=想像力がある
番組ディレクターからの「採用面接の際にどういうところを見るか?」という質問に対しての柴田さんの回答の中に、
気が利く人
というものがありました。
柴田さんがおっしゃるには、
気が利くというのは、想像力があるか。
ブランディングの仕事は、
クライアントさんがどう思っているか?
この業界はどうなるか?
お店の人がどういう気持ちで働いているか?
お店の足りないとことはどんなところか?
等々、すべて想像力で成り立っているため、気が利くかどうかはとても大事なことだ
とのお話でした。
柴田さん自身は、新卒でレストラン経営の会社に就職し、秘書をされていました。秘書なんてまさにどれだけ気が利くかが問われる職種ですね。自ら「Noと言わない柴田さん」というコンセプトを設定し、どうしたら働く人が気持ちよく働けるかを追求していたとのこと。
休みの日には、流行のお店を回り、誰にどんな手土産をもっていけば喜ばれるかリサーチしリスト化までしていたとのエピソードからも、本当に真摯に取り組んでいたことが伝わってきます。
想像力を高めるには?
柴田さんは、才能があるだけでなく、こうしたご自身の努力によって想像力を磨きあげてきたことがわかります。そして、行動力や伝える力も素晴らしいことから、想像力からこれだけ沢山の人の心を捉えるものを生み出してきているのですね。
柴田さんほどの、研ぎ澄まされた感覚で想像することは難しいですが、少しでも想像力を豊かにできるよう心がけたいと思います。
私は、今は育休中で仕事から離れています。しかし、育児や家事の中には、想像力を鍛える場面がたくさんあるように思います。
例えば、夫にこの家事をやってほしいというときにも・・・
どういう頼み方をしたら、気持ちよくやってもらえるか?
今後も夫にやってもらえるようにするにはどうすればいいか?
などなど、いつもより、一歩ふかく想像力を働かせるようにしたいと思います。
育休中のスキルアップというと、何か資格の勉強をしたりということを思い浮かべます。が、育児や家事をしながら想像力を鍛えることで、仕事の場面にも活かせそうな気がします。
職場で「気が利く」と言われるワーママになれるように頑張りたいと思います。