結婚退職後、やりたい仕事につながった理由①
約5年前、結婚のため東京から地方へ引越すこととなり、仕事を辞めました。仕事を失ったことで淋しい気持ちを抱えていましたが、ふとしたことで出会った仕事により、これまでと違う形でキャリアをつなぐことができました。
たまたまタイミングが良かったこともありますが、やりたい仕事につながった2つの理由を書いてみたいと思います。
1つ目の理由:思いがけず資格が役に立った
私は、大学で心理学を勉強し、専門知識を活かしたいという思いがありました。しかし、就職先の人材派遣会社では、数字に追われる日々で心理学を活かす機会はほとんどありませんでした。約4年働いて転職を考えた際に、「産業カウンセラー」の資格をとりました。心理学を仕事で全く活かせていない状況から脱したいという思いからでした。
でも、「産業カウンセラー」の仕事は実務経験が問われる世界。当時の私の経験のみでは、「産業カウンセラー」の仕事には就けませんでした。が、人事サービスのコンサルティング営業の仕事をしながら、自分なりに知識を使ったり、ブラッシュアップしたりするよう心がけていました。
それから数年後、結婚退職後に就職活動をしていた際に、たまたま「産業カウンセラーの資格のある人」が応募条件である求人に出会ったのです。
それまで「産業カウンセラー」としての実務経験はありませんでした。普通なら不採用となるところですが、後述する2つ目の理由と合わせることで、採用に至ることができました。
資格というと、どうしても取った後の就職先があるかを考えてしまいます。が、自分のやりたいことや興味に関連する資格であれば、すぐには芽が出なくても、将来の自分の道を切り開く助けになることを身をもって体感しました。
次回は、結婚退職後、やりたい仕事につながった理由の2つ目を書きたいと思います。
(②へ続く)