キャリアコンサルタントの仕事と子育て

2児(6歳、3歳)の母です。女性の仕事、日々の子育てのことなどを綴ります。地方在住。

第1子出産後、急きょ復帰することになった話

第1子妊娠後、妊娠8ヶ月の終わり頃に1年ほど続けた仕事を辞めました。

 

無事に出産した後は、慣れない育児に悪戦苦闘する毎日を送っていました。子どもは可愛いけれど、育児と家事だけをする自分に慣れず、淋しさや孤独感を募らせていました。

そんな中での出来事でした。

 

元同僚からの電話

長男が生後4ヶ月の頃のことです。出産前まで働いていた職場のCさんから電話がありました。

「なんだろう?」と思い、出てみると…

 

実は、私の後釜の人員がまだ採用できておらず、もし仕事ができる状況にあれば戻ってこないかとの打診でした。

聞くと、何人か採用面接をしているが、なかなか合う人がおらず採用できていない。一人だけ内定まで行ったが、条件面で相手から辞退されてしまったとのこと。

 

部署としては、今けっこう忙しくなっているので困っていて、何とか採用したい。さあどうする?という話のときに、私の名前を挙げてもらえたようでした。上長にも了解が得られているとのことでした。

 

驚きましたが、嬉しかったです。昼間は毎日子どもと2人きりの単調な日々。働くこととはしばらく縁遠い自分だと思っていたのに、声をかけてもらえた。気持ちが高揚したことを覚えています。

 

しかし、元々、すぐには働くつもりがなかったため、本当に働けるのか、判断がつきませんでした。

 

声をかけてくれたことのお礼と、子どもを預けられるのであれば働きたい気持ちはあるため、回答まで少し時間が欲しいことを伝え電話を切りました。

 

保育園の確保

子どもを抱えて働くには、まず保育園を確保しなくてはなりません。

しかし、当時の私は、保育園についての知識はゼロ。結婚してから来た土地だったこともあり、どこに保育園があるかすら知りませんでした。

役所に行って相談してみようかとぼんやり考えていたら、電話をくれたCさんからまた連絡が。私の自宅からも職場からもほど近いある保育園に問い合わせをしてくれたとのこと。

子育て経験のあるCさん曰く「いい評判を聞いたことある。」とのこと。そして、「明日、ちょうど0歳向けの園開放をやるらしいので、問い合わせしてみてね」という情報までくれました。

 

すぐ仕事に復帰することについて、気持ちが追い付かない部分もありましたが、Cさんがここまで調べてくれたんだからと、とりあえず見学に行くこととしました。

 

そして、見学に行って話を聞くと、ちょうどギリギリ空きもあったようで、受け入れてもらえることになりました。

 

周囲の人の説得

早速夫に相談すると、夫は賛成してくれました。せっかく話をもらったのだし、私が働きたいなら賛成すると言ってくれました。

 

少し気にかかったのが、同じ市内に住む夫の両親の反応です。

私が、こんな小さな赤ちゃんを保育園に預けると言い出したことに驚いたようです。だけど、職場から声がかかっているという状態である話だったため、何とか理解をしてもらえました。これが、私が働きたくて就職活動するという話だと、受け入れてもらえなかったかもしれません。

 

働く決断

結果、生後6ヶ月の長男を保育園に預けて働くことになりました。色々な思いはありましたが、約3年経った今、あのとき思いきって働く決断をして良かったと思っています。

 

チャンスが訪れたときには、子どもの月齢がまだ小さいからという理由だけで躊躇するのではなく、自分の気持ち、保育園のこと、周りの理解があるかなど、ひとつひとつクリアしていくことで、後悔のない決断ができるような気がします。

 

次回は、保育園を選んだ決め手について書きたいと思います。

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