保育園見学で感動し、子どもを預ける決心がついた話
長男が生後4か月のころ、急きょ職場に復帰しないかという打診をもらいました。
今日は、保育園の知識ゼロだった私が、長男を連れて保育園の見学に行ったときの話です。
保育園との出会い
同僚のCさんから、ある保育園の情報を教えてもらった私は、その保育園あてに電話をしました。
「出産前まで働いていた会社から、復帰しないかと言われていて悩んでいます。今4か月の男の子なのですが、預かって頂ける可能性があるなら、見学させていただきたいのですが・・・」
と事情をそのまま話すと、まさに保育士さんといった優しい口調の方が電話口で、
「そうですか。明日、0歳の園開放があります。そこに園長も顔を出しますので、直接話をしてみてくださいね。」
と言ってくださいました。
少し戸惑っている私を察してくださったのか、
「お気軽に来てみてくださいね。お気軽に~。」
と明るく言ってくれたので、気が楽になったことを覚えています。
いざ保育園の見学へ
保育園の敷地に入ると、ピアノの音と園児たちの元気な歌声が聞こえてきました。こんな場所に足を踏み入れるのはほとんど初めてのことです。
受付をして、お部屋の方へ案内されると、園開放に来ている何人かの0歳の子が遊んでいました。自分の子どもは4ヵ月でまだ寝ているだけだけど、はいはいやつかまり立ちしている子もいて、新鮮だったことを覚えています。
しばらくその場で時間を過ごしていると、園長先生が現れました。保育のベテランといった雰囲気の女性です。
子どもの様子など少しお話をしてから、園内を案内してもらうこととなりました。
その、ひとつひとつの説明に心を動かされました。
例えば、遊戯室からガラス越しに覗ける調理室。
遊戯室で遊ぶ子ども達の目線から、調理者の手元が見えるつくりになっているとのこと。見ると、背の低い子どもに合わせ、調理室の床は遊戯室の床より低くなっていました。給食をつくっている人の手元が、子ども達から自然に見られるようにしているとのこと。
特に仕事しているお母さんは、料理をしているところを見せる時間や余裕がなくなることが多いでしょ、と園長先生。
その他にも、子どものことを考えた保育方針や設備などについての説明が続き、保育ど素人の私は感心するばかり。保育園は子どもを預かってくれる場所という認識しかなかった私は、目から鱗が落ちました。
そして、大きい子のクラス(年長?)に行ったとき、一人の男の子が赤ちゃんを抱いた私を見て「赤ちゃんがきた~」とこちらに興味を向けてくれたのです。そのときの笑顔が、とてもキラキラしていました。
この保育園に入れば、うちの子も、あの男の子みたいに素敵な笑顔の子になるかな?なんて考えました。
自分の気持ちの変化
見学に行く前は、子どもを預けて働く決心はまだついていませんでした。しばらくは専業主婦で、家で子どもをみるつもりでいたので。
しかし、保育園の見学で色々感動し、こんな素晴らしい保育園なら子どもをお願いして働くのもありかな?と気持ちが変わったのです。
ちなみに、当時(2015年5月頃)保育園のことを何も知らない私が、保育園見学に関するチェックポイントを参考にするためブックマークしたページはこちらでした。
※今見ると、2017年9月7日更新となっているので、当時とは記事の内容が変わっているようです。
保育時間や駐車場の有無などの項目はチェックしましたが、それ以外はあまり重視しませんでした。例えば、持ち物や洗濯物のことは、多少手間がかかってもいいかな、と。それよりも、「子どもを預けたい場所か?」という見学時の自分の直感を重視しました。そして、園長先生や他の職員の方の対応の気持ちよさ、全体的に信頼がおける場所だという感覚が持てたため、迷いなく決められました。
そして、入園して3年以上経ちますが、本当に子どものことを考えてくれ、親にも寄り添ってくれる良い保育園です。直感に従って良かったです。
待機児童の問題が取り上げられるなか、安心して預けられる保育園にタイミングよく受け入れてもらえたことは本当にラッキーでした。これからも、この保育園にお世話になりながら、仕事と子育てをしていきたいと思っています。